調査の進め方

調査方法はそれぞれの業者や依頼内容によって異なりますが、主な調査方法についてご説明します。

事務所との相談・見積もり

お客様から探偵事務所・興信所に対してご相談をいただきます。その際、依頼したい内容や考えている予算、収集した情報の使用目的等をお聞きし、問題の解決方法や業者から提案できる調査方法を簡単に提示します。このとき、疑問点があれば何度でも業者に聞き、納得するまで答えてもらうのがベストです。また、悪質な業者である場合にはこのタイミングで丁重に調査依頼を取り下げましょう。

調査計画の提案・契約

探偵事務所・興信所から詳しい調査計画を提案してもらい、ご依頼者様が納得できるのであればその業者と契約を結びます。探偵業の法律では、契約時に契約書の取り交わしと重要事項説明書の提示を行なうことが定められています。重要事項説明書には、調査の対価やその支払時期、秘密保持に関する事項や公安委員会に届け出た商号や名称、氏名などを記載する必要があり、安心できる業者であることを再度確かめてから契約を結ぶようにしましょう。また、探偵事務所や興信所では、調査にかかった交通費などを追加料金として請求したり、成果報酬制を採用していることがほとんどなので費用の部分もしっかりと確認を取りましょう。

調査開始

契約が結ばれるといよいよ調査が開始されます。調査方法は、聞き込み調査や念入りな捜索、尾行、張り込みなど多岐にわたります。また、調査に使う機材もほとんどの業者がハイテクなものを使用しており、プロにしかできない調査を行なうことができます。ただし、優良な企業であれば、違法な業務は行わないため、別れさせ屋や債権回収などは行なうことができません。

調査終了・報告書の受け取り

調査が終了すると報告書や調査結果を受け取ります。このときに注意しなければならないことが、自分が思ったような調査結果でなくとも、成果報酬制の場合には調査の成果が出たとして報酬を請求される場合があるということです。調査の成果は必ずしも出るとは限りませんし、意図したものとは違う場合もありますが、契約時に確認した条件と同じであれば報酬を支払う必要があるのです。報告書を受け取ったあとの判断や手続きはご依頼者様に委ねられます。法的手続きが必要な場合には、必ずその分野を専門としている法律の専門家に依頼をするようにしましょう。